◆第44回中山牝馬S・G3(3月7日、中山競馬場・芝1800メートル)

 引退となった国枝栄厩舎から宮田敬介厩舎に転厩したステレンボッシュ(牝5歳、父エピファネイア)は、新たな環境で復活を目指して調教に取り組んでいる。

 桜花賞制覇をはじめ、3歳までは全て馬券圏内に好走。

ところが4歳を迎えた2025年は4戦してヴィクトリアマイル8着が最高と精細を欠く形となった。「気持ちが先行してトップラインが硬くなり、レースで弾けないのかなという印象」と分析するトレーナーの言葉を聞き、おととしと昨年の調教映像を見返してみると、確かに好結果が出ていた頃の方が前脚が前方によく伸びているように見える。

 トップラインを大きく使えるということはストライドの大きさに影響する。1週前追い切りは昨年と比べると前脚が使えており、そういった点では良化を感じさせる動きを見せていた。率直に言って、ここでの完全復活は何とも言えないところだが、少なくとも兆しを示すような走りは見せてくれるのではないか。(浅子 祐貴)

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