◆2、3軍紅白戦 紅組3―0白組=特別ルール5回まで=(6日・ジャイアンツ球場)

 巨人の育成ドラフト1位・冨重英二郎投手(24)=BC神奈川=が6日、初実戦となった2、3軍紅白戦(G球場)で完全デビューを飾った。紅組の3番手として最終回の5回から登板し、わずか9球で3者凡退。

「ゾーンに球をしっかり集められた」と手応えを口にした。

 最後の打者を中飛に仕留めると、張り詰めていた左腕の表情が少しだけ緩んだ。「緊張していた。まずは腕を振って、ゾーンで勝負しようと思っていました」。この日のMAXは自己最速にあと1キロと迫る150キロ。侍ジャパンのサポートメンバーに抜てきされ、練習量を確保するために2軍に合流していた中山を145キロで左飛に打ち取った。

 宮崎キャンプの第2クールでインフルエンザに感染して体重が4キロ減少したことを踏まえ、生活習慣の見直しを徹底。「土台が崩れてしまったのでそこを戻しました」と食事量を増やすとともに、朝風呂や散歩をルーチンにした。体重は元に戻るどころか、さらに1キロ増の87キロとパワーアップ。「体づくりの面では成長できた」と、ピンチをチャンスに変えた。

 堂々デビューを果たしたが「フォームにばらつきがあった」と反省も欠かさなかった。支配下に向け、着実に前に進んでいる。

(北村 優衣)

 ◆冨重 英二郎(とみしげ・えいじろう)2001年6月1日、神奈川・横須賀市生まれ。24歳。幼稚園年長から横須賀中央リトルで野球を始め、浦賀中では横浜東金沢シニアに所属。東海大相模では3年夏の甲子園でベンチ入り。国際武道大4年時に全日本大学選手権に出場。BC神奈川では25年に防御率2・01で最優秀防御率のタイトルを獲得。同年育成ドラフト1位で巨人に入団。178センチ、87キロ。左投左打。年俸400万円(推定)。

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