第63回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月8日、中山競馬場・芝2000メートル=3着馬までに皐月賞の優先出走権)に出走するタイダルロック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父モーリス)は前走の京成杯4着から巻き返しを狙う。昨年の日本ダービー馬クロワデュノールを叔父に持つ良血馬を4つのポイントからチェックする。

【戦歴】

昨年7月の福島・芝2000メートルで新馬勝ち。勝ち時計は2分8秒1と極端に遅かったが、センスの片りんは見せた。少頭数の8頭立てとあって前半1000メートル通過1分8秒5という超スローペースのなか、好位3番手に構えて、3角過ぎから長く脚を使って4馬身差の完勝だった。

 前走の京成杯は4着。2走前の芙蓉S(6着)の後は脚元の不安により乗り込めない時期があったが、この中間は順調に仕上げられている。武井調教師は「今回は(帰厩時の状態の)ベースが違います。前回以上の走りができるのは間違いない」と強気のトーンだ。

【仕上がり】

 4日の追い切りでは、美浦・Wコースで外カリーシ(5歳2勝クラス)を1馬身半追走する形から、5ハロン67秒0―11秒4を馬なりでマークして脚いろ優勢に半馬身先着。武井調教師は「動きも良かった。(三浦皇成)ジョッキーの感触もすごく良くて、『前走より一段と言わず二段くらい上がっている』という話でした。すごくいいと思います」と歯切れ良く評価した。

【強み】

 前向きな性格が多いと言われるモーリス産駒だが、道中はぴったりと折り合い、操縦性が高い。

指揮官も「モーリスなのに、それができるというのは彼の最大の強みですね。レースを使っても、このメンタルでいられるのはすごい」と感心しきりだ。

【距離適性】

 芝2000メートルに4戦連続の投入で距離に不安は全くない。本番は先だが「今回で勝つのが一番です」と皐月賞切符ではなく結果にこだわる構えだ。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

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