◆WBC 1次ラウンドC組 日本―韓国(7日・東京ドーム)

 侍ジャパン鈴木誠也外野手(31)=カブス=が7日、1次ラウンド第2戦となる韓国戦に「3番・中堅」で先発出場。3点を先制された直後の初回1死二塁で迎えた第1打席で豪快な2ランを描き、1点差に迫った。

 韓国先発は右横手投げのコ・ヨンピョ。フルカウントからの6球目、137キロの外角ツーシームを捉えると、打球は右中間席に着弾。「NPB+」によると、打球速度169キロ、飛距離118メートル、角度27度だった。

 誠也が勢いに乗っている。2月20日(日本時間21日)には、オープン戦のホワイトソックス戦で今季初打席初アーチ。帰国後も今月3日の阪神戦(京セラドーム)で左翼の5階席に飛距離131メートルの特大弾を運んだ。WBCに入っても好調をキープしている。

 23年WBCではメンバー入りするも、左脇腹の負傷で大会直前に無念の辞退。レギュラーシーズン前の出場は故障のリスクがあることを誰より理解し、今季はカブスとの5年契約最終年という今後に大きな影響を及ぼす一年だが、「なんとなく(出ないと)後悔が残りそうだなと。後悔するくらいなら他のチームもみんな出ますし、日本の選手もたくさん集まっていたので、そういうところでやれるのはすごい貴重なことだと思う。早い段階で出るつもりでずっと準備をしていました」と出場を決断。2大会分の思いを持ってグラウンドに立っている。

 強化試合を除くと、誠也が侍ジャパンの一員として本塁打を放ったのは21年8月2日の東京五輪準々決勝・米国戦(横浜)以来、約5年ぶりだ。メジャー4年目だった昨季は日本人の右打者では初の30本塁打、100打点を達成。同学年の大谷翔平ドジャース)の陰に隠れながらも、MLBでも屈指の強打者に成長している。

 WBCの出場は準決勝で敗退した17年大会以来、9年ぶり。19年プレミア12、21年東京五輪では4番を任されて優勝も経験した。自身がつかんでいないWBCの頂点へ気合は十分だ。

 誠也はWBCで初本塁打。プレミア12で3本、五輪で1本のアーチを放っており、主要3大大会全てで本塁打を放ったことになった。侍ジャパンでは過去に山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)の2人しかおらず、史上3人目となった。

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