◆WBC 1次ラウンドC組 日本―韓国(7日・東京ドーム)

 侍ジャパン鈴木誠也外野手(31)=カブス=が7日、WBC1次ラウンド2戦目となる韓国戦に「3番・中堅」で先発出場。5―5で迎えた7回2死満塁の第4打席で勝ち越しの押し出し四球を選び、ガッツポーズを繰り出して一塁へ歩いた。

続く吉田正尚外野手が2点適時打。韓国相手にリードを3点に広げた。

 3点を追う初回1死二塁で迎えた第1打席ではWBC初アーチとなる反撃の2ラン。韓国先発の変則右腕コ・ヨンピョの外角のツーシームをはじき返すと、打球は右中間席に着弾。「NPB+」によると、打球速度169キロ、飛距離118メートル、角度27度だった。誠也はプレミア12で3本、五輪で1本の本塁打をマークしており、主要3大大会全てで一発を記録。日本代表では山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)に次いで史上3人目となった。

 1点を追う3回。日本代表は大谷翔平ドジャース)の2戦連発となるソロで追いつくと、1死から鈴木が続いた。コ・ヨンピョのスライダーを振り抜くと、打球は左翼席中段へ。「NPB+」によると、打球速度168キロ、飛距離117メートル、角度30度で一時勝ち越しのソロ本塁打となった。5回2死一塁の第3打席は左腕ソン・ジュヨンの前に右飛に倒れ、3打席連発とはならなかった。

 今大会初戦となった前日6日の台湾戦では4打数1安打1四球2得点。10得点のビッグイニングとなった2回は四球でつなぎ役となると、3回には先頭で中前打を放ち、この回の3得点を演出していた。

 23年WBCではメンバー入りするも、左脇腹の負傷で大会直前に無念の辞退。レギュラーシーズン前の出場は故障のリスクがあることを誰より理解し、今季はカブスとの5年契約最終年という今後に大きな影響を及ぼす一年だが、「なんとなく(出ないと)後悔が残りそうだなと。後悔するくらいなら他のチームもみんな出ますし、日本の選手もたくさん集まっていたので、そういうところでやれるのはすごい貴重なことだと思う。早い段階で出るつもりでずっと準備をしていました」と出場を決断。2大会分の思いを持ってグラウンドに立っている。

 メジャー4年目だった昨季は日本人右打者では初の30本塁打、100打点を達成。同学年の大谷の陰に隠れながらも、MLBでも屈指の強打者に成長している。今大会では大谷らと世界でも屈指の上位打線を形成。この日は期待通りの大暴れとなっている。

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