◆WBC 1次ラウンドC組 日本―オーストラリア(8日・東京ドーム)

 侍ジャパンの吉田正尚外野手(32)=レッドソックス=が8日、1次ラウンド3戦目となるオーストラリア戦の試合前会見に出席した。

 吉田は前日7日の韓国戦で、3回に大谷(ドジャース)、鈴木(カブス)に続いてこの回チーム3本目となるソロ本塁打。

7回には鈴木が勝ち越しの押し出し四球を選んだ直後に2点適時打を放ち、2安打3打点と勝利に大きく貢献した。ここまで打率5割7分1厘と4番としての役割を果たしている。

 井端監督は吉田について「ここぞの集中力は球界NO1」と評したが、吉田は「自分のベストスイングを打席で出せる準備と、最後は井端監督が笑顔でいられることがベストです」と白い歯を見せた。

 侍ジャパンでこの男は頼りになる。吉田は19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCで優勝に貢献。23年WBCでは大会途中から不振の村上宗隆(当時ヤクルト)に代わって4番に座り、準々決勝のイタリア戦(東京ドーム)、準決勝のメキシコ戦(米マイアミ=ローンデポパーク)で2試合連続本塁打を放った。特に準決勝での3ランは0―3の7回に飛び出した起死回生の同点アーチで、9回の逆転サヨナラ勝ちにつながった。1大会の通算13打点は最多記録だった。

 この日は天覧試合。吉田の驚異の集中力に期待大だ。

 ◆天覧試合 天皇陛下が観戦されたプロ野球の試合(天覧試合)は、1959年6月25日の巨人・阪神戦(後楽園)、66年11月6日の日米野球第11戦、全日本・ドジャース戦(後楽園)で、ともに昭和天皇・皇后両陛下がご観戦された。59年は長嶋茂雄がサヨナラ本塁打を放ち、5―4で巨人が勝利。

66年は長嶋が1本塁打を含む3安打を放つなど、13安打した全日本が11―3で勝利した。最近の野球の天覧試合は、社会人野球の14年7月29日の都市対抗野球・決勝の西濃運輸・富士重工戦(東京D)に上皇ご夫妻が、当時、天皇・皇后両陛下としてご観戦された。なお、この試合は西濃運輸が勝って初優勝した。

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