第98回センバツ高校野球大会(19日開幕)に出場する大阪桐蔭が8日、兵庫・西宮市内で関西学院と練習試合を行った。第1試合は7―6、第2試合は8―4で勝利。

西武・中村剛也内野手(42)の長男・勇斗(2年)はともにフル出場。「5番・三塁」の第1試合で5回に一時勝ち越しの2点二塁打を放った。

 2―2の5回2死一、二塁、鋭いライナーで左中間を破った。「チャンスで一本出たのは良かったです」と笑みがこぼれた。昨秋にベンチ入りしたが、途中出場の2試合のみ。西谷浩一監督(56)の言葉が契機になった。昨年末の面談で「もっと荒々しく、思い切りプレーしないと」と指摘された。「(打席では)“探って”しまって、追い込まれて自分のスイングができなかった。攻めて、どんどん振った方が結果が出る。投手も絶対、怖いと思う」と意識改革した。

 お手本は父だ。中学時代には「どうせ打てないなら、思い切り振れ」と助言された。

「自分の持ち味は長打力。トップレベルで参考にすべき人」。自身の意思で同じ高校に進んだ。「結果が出た時は『さすが、お父さんの息子』と言われるけど、打てない時は悩んだ。最初はプレッシャーがあったが、今は気にする必要もない」と捉えている。

 現時点では、背番号17でベンチ入りする予定。レギュラー争いをしている勇斗について、指揮官は「頑張ってやっている。順調です。周りの期待が大きいので、つぶされないように」と願う。2試合目は「6番・一塁」で出場し、計8打数2安打2打点。父が出場できなかった甲子園で雄姿を見せる。(高柳 義人)

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