◆WBC 1次ラウンドC組 日本―チェコ(10日・東京ドーム)

 侍ジャパンの吉田正尚外野手(32)=レッドソックス=が10日、1次ラウンドC組最終戦となるチェコ戦に「4番・DH」で先発出場。4回に“秘打”をさく裂させ、4試合連続安打とした。

 チェンジアップを操るチェコ先発右腕のサトリアに苦戦を強いられ、3回まで無得点。4回も先頭の村上(ホワイトソックス)が一ゴロに打ち取られたが、好調の吉田は運も味方につけた。初球の126キロ直球を打つと、強烈な回転がかかった打球は三塁ファウルゾーンからフェアゾーンへ。ボールの行方を見つめていた三塁手もぼう然となる内野安打となった。白球は皮がさけたようになっていた。

 すでにC組1位突破を決めている日本にとっては“消化試合”のため”大谷翔平ドジャース)、鈴木誠也カブス)らが先発を外れる中、先制点にはつながらなかったが、吉田が貫禄を示した。

 今大会はこの日まで全試合4番で3試合に出場し、打率5割、2本塁打、6打点。この日はWBCの日本代表では17年大会の中田翔(当時日本ハム)以来、2人目の3試合連発にも期待がかかっている。

 今大会の吉田は開幕から4番に指名され、初戦(6日)の台湾戦では2安打1打点の好発進。7日の韓国戦では3回に大谷翔平、鈴木誠也(カブス)に続いて1イニング3本目の本塁打となる1号ソロを放ち「みんなすごいので、流れに乗り遅れないようにしています」と話していた。

 プロが出場した試合では60年ぶりの「天覧試合」となった8日のオーストラリア戦では、1点を追う7回2死一塁で右中間席へ決勝の逆転2ラン。そこまで日本は無得点と苦しんでいたが、吉田が値千金の一発でヒーローとなり、「重苦しい雰囲気でしたので、何とか(したかった)」。

チームを3連勝とC組1位突破に導いていた。

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