先週8日の中山9Rで横山典弘騎手がJRA通算3000勝を達成しました。この日は中山だったので、帰る時に「おめでとうございます」と声をかけさせてもらいましたし、本当に偉大な数字。

何より乗り役としての感性のすごさを感じる騎手です。その馬にとって、今まで考えもつかないような乗り方をすることは時に批判を受けることもありますが、本当に度胸がいること。それでしっかりと結果も出してきた。天才肌とでも言うんでしょうか。こういう先輩方がいることは、自分にとっても励みになります。

 今週のスプリングSはアスクエジンバラに騎乗します。この中間は追い切りだけでなく、ほぼつきっきりでコンタクト。明らかに良くなってきているのを実感する日々が本当にうれしいんです。前走から体が大きくなって、460キロほどの馬体重以上のボリューム感。フォームもダイナミックになってきました。今週の最終追い切りは坂路でサラッと。もっとやってもいいかなと思いましたが、走り自体は非常によかったですし、満足しています。

 実は1月下旬から1か月間、美浦に滞在していましたが、今春はずっといようかなという気持ちもありました。ただ、栗東に戻ってきたのはアスクエジンバラの存在が大きかった。ずっと任せてもらえる、携わらせてもらえるのは本当にありがたいし、一日一日で変化も感じられるんですからね。見据える先は皐月賞日本ダービー。正直、仕上げとしては七分ぐらいです。それでも、ここは勝たないといけないレース。堂々と大舞台へ臨むため、勝利だけを目指して、びっしりと追ってきます。(JRA騎手)

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