◆第40回ファルコンS・G3(3月21日、中京競馬場・芝1400メートル、良)

 第40回ファルコンS・G3は21日、中京競馬場で行われ、朝日杯FS2着のダイヤモンドノット(川田)がレースレコードで貫禄の重賞2勝目を飾った。

 馬場の真ん中から堂々と伸びてきた。

ダイヤモンドノットは馬群の中で脚をため、好位からの追走。直線で進路を確保すると、川田が軽く手綱を押す。そのアクションは徐々に激しさを増し、左ステッキを一発、二発…。力強さを増していく栗毛の馬体が2着に1馬身1/4差をつけ、1分19秒8のレースレコードでゴールを駆け抜けた。

 川田は「力みが強かったので、次のためにもレースのなかでいろいろと伝えながらの競馬でした」と振り返る。近走は2着だった朝日杯FSなど逃げや、もまれずに好位追走する理想的な形。「NHKマイルC(5月10日、東京)を考えると、1400メートルを挟みたかった」と福永調教師は速い流れの重賞に愛馬を送り出した。結果的に馬群で我慢を利かせながら、しまいの伸び脚を絞り出す勝利。理想的な前哨戦だった。

 「これが本番につながればと思います」。そう振り返る川田にとっては騎手時代をともに過ごし、親交の深い福永師との初タイトル。トレーナーは「これからたくさん頼む予定なので、まずは一つ」と笑った。

次はもちろん、G1の大舞台へ―。貫禄の横綱相撲で、3歳マイル王の座をグッと引き寄せた。(山本 武志)

 ◆ダイヤモンドノット 父ブリックスアンドモルタル、母エンドレスノット(父ディープインパクト)。栗東・福永祐一厩舎所属の牡3歳。北海道平取町・坂東牧場の生産。通算7戦3勝。主な勝ち鞍は25年京王杯2歳S・G2。総獲得賞金は1億2326万6000円。馬主は金子真人ホールディングス(株)。

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