◆センバツ第4日 ▽1回戦 九州国際大付4X―3神戸国際大付=延長11回タイブレーク=(22日・甲子園

 昨秋の明治神宮大会決勝の再戦が1回戦で実現。延長11回タイブレークの末、4年ぶり4度目の出場となった九州国際大付(福岡)が今大会初のサヨナラ勝ちで、4年ぶりに初戦を突破。

明治神宮大会V校が同準V校を返り討ちにした。

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 187センチの2年生左腕・岩見輝晟(らいせ)は先発し、8回を投げて6安打2失点。5四死球と制球を乱し、142球と球数も要したが、しっかりとゲームメイクした。

 「自分で出した四球で失点したので、そこがまだまだ自分の課題点。マウンドに立ってみたら、観客がめっちゃ多くて緊張して、ストライクが入らなかった。そこがまだダメでした」と反省を口にし、自己採点に「20点」と厳しく振り返った。

 それでもセットポジションに変えたり、クイックを試したりと修正。試合を壊さなかった。降板後は右翼の守備に就くなど、11イニングを戦い抜いた。

 同校は昨年11月24、25日の2日間に、日米通算4367安打を記録し、日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(52)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=から指導を受けた。岩見は一緒にキャッチボールをする機会に恵まれた。

 「イチローさんとキャッチボールさせてもらって、メジャーに行く人の球の強さを知れた。

イチローさんは足をけがしていたんですけど、それでも自分より強い球を投げてきていた。それがすごいなと思いました」。イチロー氏が行っていた、近い距離から速い球を投げていた練習を今も採り入れているという。

 試合前夜には帽子のつばに「必笑」と書いた。「ずっと笑顔でいようかな、と思って。きょうは自分のピッチングで納得できなくて、笑顔でいられなかったので、ちゃんとこの帽子に書いているようにしたいな、と思います」と左腕。次戦は専大松戸(千葉)が相手。最高の笑顔で、ゲームセットの瞬間を迎えてみせる。(加藤 弘士)

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