第56回高松宮記念・G1は3月29日、中京競馬場の芝1200メートルで行われる。

 パンジャタワー(牡4歳、栗東・橋口慎介厩舎、父タワーオブロンドン)は、昨年のNHKマイルカップの勝ち馬。

ここ2戦は海外遠征で続けて5着だが、ともに0秒4差と力の差はなかった。3歳夏で57キロを背負って古馬を一蹴(いっしゅう)したキーンランドカップがかなり強い内容で、スプリント適性は相当高い。この舞台は新馬戦(1着)で経験しているのも強みだ。当初から前走後はここと決めていただけに、検疫を挟んでも調整は予定通り。1週前追い切りも及第点を与えられる内容で、最終追いでさらに良くなってくるはず。ここを勝って、国内の短距離王を襲名する。

 サトノレーヴ(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎、父ロードカナロア)は昨年のこのレースでG1初制覇を飾った。香港、イギリスで2着と海外でも力を示している。前走の香港スプリントで9着(一昨年は3着)と勢いがないのは気になるが、昨年のJRA賞で最優秀スプリンターを受賞しており、意地を見せたいところ。勝てば、厩舎の先輩であるキンシャサノキセキ(10年、11年)以来2頭目の連覇となる。

 ナムラクレア(牝7歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)は、今回がラストラン。高松宮記念は23年から25年にかけて全て2着と、あと一歩の競馬が続く。

近走の競馬内容や調教の動きから衰えは全く感じない。11回目のG1挑戦で悲願の勝利を目指す。かつての主戦、浜中俊騎手の手綱さばきにも注目だ。

 ママコチャ(牝7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)は、23年のスプリンターズステークスの勝ち馬。3年連続の出走となり、24年は8着、25年は3着だが、こちらも大きな力の衰えは見られない。ドバイに招待されずにこちらに回ってきたが、調整は順調。勝てば馬主の金子真人ホールディングス(株)は高松宮記念初勝利となる。

 ウインカーネリアン(牡9歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)は昨年のスプリンターズステークスを、2番手から抜け出して勝利。持ち前の先行力はまだまだ健在だ。前走の香港スプリントは11着と大敗したが、国内戦なら反撃可能だ。史上初の9歳馬によるJRA・G1制覇の偉業がかかる。

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