◆第56回高松宮記念・G1(3月29日、中京競馬場・芝1200メートル)=3月24日、栗東トレセン

 ペアポルックス(牡5歳、栗東・梅田智之厩舎、父キンシャサノキセキ)は追い切り前日のこの日は坂路で調整した。梅田調教師は「休み明け2走目で、今回の方がより走れる状態にある」と歯切れが良かった。

前走のオーシャンSでは、狭い内をさばいて抜けだし、待望の重賞勝ちを収めた。「全てうまくいったけど、力がないと抜けてこられない」と愛馬をたたえた。

 攻め専から担当馬がいる持ち乗り助手になった前原玲奈・元騎手(旧姓・西原)が、3走前のスプリンターズSの前からついている。JRA6人目の女性騎手で、通算17勝をマーク。引退後は梅田厩舎で助手となり、15年の桜花賞馬レッツゴードンキの調教も担当した。

 同助手は「騎手時代があるから今がある。ドンキとの経験も今に生きています」と笑顔を浮かべた。攻め専の時とは違い、手入れなどもすることで、1頭と向き合う時間がより長くなった。「この子がこんなにかわいいなんて思っていませんでした(笑)。持ち乗りは楽しいですね」と充実した日々を送っている。

 指揮官は「玲奈ちゃんと馬のコミュニケーションが取れてきた。勉強しながらやってくれている」と人馬一体の頑張りを評価する。

鞍上の岩田康騎手との息もぴったりで、「あのジョッキーが何かやってくれそうな予感があるから、馬をしっかりと仕上げたい」と力を込めた。チーム一丸で勝利をつかみに行く。(山下 優)

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