◆センバツ第10日 ▽準決勝 専大松戸―大阪桐蔭(29日・甲子園)
智弁学園(奈良)が中京大中京(愛知)との強豪対決を制し、初優勝した16年以来の決勝進出を決めた。プロ注目のエース・杉本真滉投手(3年)が1失点(自責0)で完投勝利。
大阪桐蔭が目標に掲げた春夏10度目の日本一に王手をかけた。前回優勝した2022年以来、4年ぶりの決勝進出で、史上8校目となるセンバツ40勝(10敗)も達成。2回戦から3試合連続の1点差勝利に西谷浩一監督(56)は「1点差で苦しいばかりで、なぜ痩せないんだろうと思います」と大きな体をゆすり冗談を飛ばした。
接戦は強い。4回に黒川虎雅(たいが)主将が右前へ大会初安打。指揮官らから「無安打なので」と愛のいじりを受けていた主将の一打でベンチは盛り上がる。チーム事情でここまで三塁起用だったが本職の二塁でも好守連発。
投げてはエース・吉岡貫介が7回1失点と粘投し、192センチの2年生左腕・川本晴大にスイッチ。川本は8回に同点にされるが先輩からの「俺らが次に点を取るから安心して投げろ」の言葉にギアチェンジ。最速149キロの直球と荒れ球で最後を締めた。
初戦で14K、3安打完封で甲子園デビューした怪腕は、今大会3勝をマーク。大阪桐蔭で大会3勝は18年春の根尾昂、同年夏の柿木蓮が達成して以来で、2年生投手は初だ。「吉岡さんからブルペンでも『ピンチの場面を考えて投げろ』と言われて参考にしています」と川本。先輩から後輩へ受け継がれてきたエースの心構え。春夏で過去9度の決勝では全勝。
☆大阪桐蔭・中村勇斗(西武・中村剛也の長男が8番・三塁で初スタメンで3打数1安打、1失策)「昨日(の練習は)いい状態で打てたのでそのイメージで打席に入れた」
▼チーム初の3試合連続1点差勝利 大阪桐蔭が前回優勝した22年以来、4年ぶり5度目の決勝進出。
2回戦○6―5三重(延長10回)、準々決勝○4―3英明に続き、3試合連続1点差勝利。1大会3度の1点差勝ちは、14年夏の2度(1回戦・開星、決勝・三重)を抜き、チーム初。3試合連続勝利も初めてだ。
春に3試合連続1点差勝ちで決勝進出は、04年済美(決勝も1点差○で優勝)以来、9校目。75年高知、82年PL学園、済美の3校が優勝に結び付けている。
大阪桐蔭は過去、決勝(春4度、夏5度)で9戦全勝。この春もその強さを見せられるか。
▼甲子園通算100試合目 大阪桐蔭が準決勝に勝ち、センバツ40勝目(10敗、夏42勝8敗で、甲子園通算82勝18敗)。春40勝以上は8校目、春夏ともに40勝以上は、中京大中京(春61勝、夏79勝)、龍谷大平安(43、61)、PL学園(48、48)、県岐阜商(48、43)に次ぎ、5校目。
また、この試合が甲子園通算100試合目。
▼奈良対大阪の決勝対決は初 決勝進出は智弁学園と大阪桐蔭。奈良県勢と大阪勢の決勝顔合わせは、春夏通じて初。奈良対大阪の甲子園対戦成績は、4勝4敗(春は奈良の2勝1敗、夏は2勝3敗)。智弁学園は大阪勢に○○。大阪桐蔭は奈良県勢に○●。両校の対戦は、21年春1回戦以来、2度目。前回は8―6で、智弁学園に軍配が上がったが、今回はどうか。










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