◆第86回桜花賞・G1(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル)=4月11日、栗東トレセン

 ファンタジーSの覇者フェスティバルヒル(牝3歳、栗東・四位洋文厩舎、父サートゥルナーリア)は角馬場で体をほぐしてから坂路入り。64秒0―14秒4でスイスイと駆け上がった。

久野助手は「活気があって競馬モード。ラストも促して出していったわけではないですからね」と好気配を伝えた。

 前走で重賞初制覇を飾ったが、左第1指骨の剝離(はくり)骨折が判明。先月17日に帰厩し、本番へ直行の形となった。それでも調教本数を重ね、状態は着実に上向いている。「ステップレースを使うのが理想でしたが、やれることはやりました。ぶざまなレースはしたくないと思って仕上げてきました」と言葉に力を込める。

 前走は4角9番手から馬群を割り、はじけるような末脚でV。「能力がないと、あそこから届かないですからね。今までスムーズではない競馬をしてきたのは、ゴチャつきやすい桜花賞では強みになると思います」と同助手は自信をのぞかせる。

 昨年の皐月賞を制した半兄ミュージアムマイルと同じく、春のクラシックでG1馬の称号を手にする。

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