大器が夏のみちのくでベールを脱ぐ。28日の福島・芝1800メートルで初陣を迎えるラッキースパークル(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎、父エピファネイア)は、19、20年のエリザベス女王杯連覇などG1・4勝を挙げた名牝ラッキーライラックの子。

母も管理した松永幹調教師は「スイッチが入った時の瞬発力とかは似ているね。すごく能力を感じるので、楽しみ」と期待を寄せる。

 ラッキーライラックを手がけていた腕利きの丸内助手が息子も担当。調教で先行馬を追い抜きたい気持ちが強く、抑えると我の強いところを出すような乗り難しさがあると現状を分析するが、「似ているのは自分を持っているのと、反応の速さ。走る馬は反応の速さが大事だから」と評価する。2歳らしい粗削りな部分はあれど、受け継いだ素質もまた、確かなものがある。

 折り合って走ることを教えるため、坂路より距離の長い栗東・CWコースで乗り込んできた。14日には6ハロン78秒3―12秒2をマーク。「フォームが低いんだよね。全身がバネみたいな、いい走りをする」と同助手は笑みを浮かべる。母譲りのセンスの高さを感じさせる良血が、鮮烈なデビューを飾る。(山本 理貴)

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