◆米大リーグ ツインズ―ドジャース(24日、米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が24日(日本時間25日)、敵地・ツインズ戦に「1番・投手」で先発。20日に真美子夫人が第2子を無事出産したことを発表してからの初登板で、自身のタイムリーなどで逆転した直後の3回に3者連続三振を奪う“怒りの投球”を見せた。

 1点リードの2回。3本のヒットを浴びて1死満塁とされると、9番クライドラーへの初球がパスボールとなって同点とされた。メジャー自己最速タイの101・7マイル(約163・7キロ)とこん身の1球だったが、捕手ラッシングが捕り切れなかった。直後にプライアー投手コーチがマウンドに間を取りに行ったが、大谷がラッシングに強い口調で何かを伝えている場面も見られた。なおも1死二、三塁で再開したが、大谷はクライドラーに5球目の101・4マイル(約163・2キロ)直球を中前への勝ち越し2点適時打とされた。

 しかし、2点を追う展開となった3回には自身が反撃の適時打で口火を切り、ドジャースが3得点で再逆転。すると、その裏の投球で大谷は2番バクストンを直球で見逃し三振。3番クレメンスはスイーパー、4番ベルはスプリットで空振り三振に斬った。

 打者として相性の良いターゲットフィールドだが、登板するのはエンゼルス時代の22年9月23日(同24日)以来4年ぶり2度目。その時は雨などの悪条件の中、6回途中3安打6四球で2失点も7奪三振でシーズン200奪三振に到達した思い出深い場所でもある。

 「投手・大谷」は前回17日(同18日)の本拠地・レイズ戦で6回7安打4失点も7勝目を挙げた。最速101マイル(約162・5キロ)を計測し、4回まで2安打無失点と好投していたが、5回だった。

先頭打者の四球をきっかけにド軍移籍後ワーストの1イニング4失点。一時1・00まで戻していた防御率も0点台復帰とはならず、6回で降板したことで規定投球回(当時)にも1回1/3届かなかった。6月になってから右手中指のマメの問題が表面化しているが、この時も出血が見られた。また、投手専念のはずが6回には代打出場。遊ゴロに倒れたが、登板時の代打はメジャー9年目で初めてと新たな扉を開いていた。

 大谷はリアル二刀流で出場した10日(同11日)の敵地・パイレーツ戦の翌日、11日(同12日)の同戦にDHで先発出場した際、13号ソロを含む2打数2安打2四球と全4打席で出塁しながら7回に途中交代。球団から「左膝の炎症」と発表され、以降は試合後のクラブハウスでアイシングする姿が見られるなど、今も左膝は万全な状態には至っていないが「(長い)シーズンをやっていれば、必ずしも常に万全に投げられるわけではない」と言い訳せずにマウンドに立っている。

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