東海大の両角速(もろずみ・はやし)総監督の還暦を祝う会が28日、東京・新宿区のホテルで行われ、佐久長聖高の教員・監督時代に指導したマラソン日本記録(2時間4分55秒)保持者の大迫傑(リーニン)ら2019年箱根駅伝の優勝メンバーを始め、多くの教え子が集結した。

 7月5日に60歳の誕生日を迎える両角総監督は「佐久長聖高校で16年、東海大学で16年、計32年間、指導者として過ごしてきました。

私はラッキーでした、君たちと出会えて」と目を潤ませてあいさつした。

 1995年に佐久長聖高の教員・監督として着任。自らブルドーザーを操り、クロスカントリーコースを造設するなど情熱と理論を組み合わせた指導でゼロから強化し、2008年の全国高校駅伝で初優勝に導いた。

 佐久長聖高時代の教え子としては、1999年セビリア世界陸上代表の佐藤清治さん、2009年ベルリン世界陸上代表の上野裕一郎(ひらまつ病院)、2012年ロンドン五輪代表の佐藤悠基(SGH)、大迫らがいる。

 手腕が評価され、2011年に東海大監督へ就任。2019年の箱根駅伝では悲願の初優勝に導いた。2017年の出雲駅伝、2019年の全日本大学駅伝と合わせて3大駅伝をすべて制した。高校と大学でチームを駅伝日本一に導き「2階級制覇」を果たした監督は、両角総監督しかいない。

 還暦を祝う会には多くの教え子が全国から駆けつけた。佐久長聖高の監督を受け継いだ高見沢勝さんが発起人代表としてあいさつし、両角総監督と妻・貴子さんに感謝の言葉を送った。大迫が乾杯の発声を行い、佐藤清治さんによる閉会の言葉で盛り上がったまま閉幕した。

 両角総監督は「きょうはありがとう。

君たちの人生がさらに豊かになることを願っています」と、心を込めて教え子に言葉を送った。

 出席した主な参加者は以下の通り(敬称略、重複あり)。

 ▽1999年世界陸上代表 佐藤清治

 ▽2009年世界陸上代表 上野裕一郎

 ▽2013年・15年世界陸上、2016年・21年・24年五輪代表 大迫傑

 ▽2008年全国高校駅伝優勝メンバー 千葉健太、村沢明伸、平賀翔太、藤井翼、佐々木寛文、大迫傑

 ▽2017年出雲駅伝優勝メンバー 阪口竜平、館沢亨次、松尾淳之介、鬼塚翔太

 ▽2019年箱根駅伝優勝メンバー 鬼塚翔太、西川雄一朗、館沢亨次、阪口竜平、湊谷春紀

 ▽2019年全日本大学駅伝優勝メンバー 西川雄一朗、塩沢稀夕、市村朋樹、松尾淳之介

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