◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント1回戦 ドイツ1―1パラグアイ=PK3―4=(29日、ボストン競技場)

 2014年ブラジル大会以来となる決勝トーナメント(T)進出を果たしたドイツ(FIFAランク10位、E組1位)は、5度目の決勝T進出となったパラグアイ(同40位、D組3位)と対戦した。今大会の決勝トーナメントで初めて延長戦でも決着がつかず、1―1のままPK戦に突入。

ドイツは3―4で敗れ、W杯同国史上初のPK戦での敗退となった。ブラジルに並ぶ最多タイ5度目の優勝を目指した戦いは、32強で幕を閉じた。1次リーグ敗退に終わった前回大会に続く早期の幕切れにFWハーバーツは「ここ数大会、自分たちは悪いサッカーをしていたわけではないと思うが、いつも何かが足りなかった。今日も同じだった」と話した。

 ドイツは立ち上がりからボールを支配したものの、パラグアイの堅守を崩せない。前半は5本のシュートを放ちながら枠内シュートは0本。同42分には先制点を許す苦しい展開となった。それでも後半9分、左サイドを崩したウィルツ(リバプール)のクロスにハーバーツ(アーセナル)が頭で合わせ、同点ゴールを奪取。延長戦前半12分には右CKからター(バイエルン)がヘディングでネットを揺らしたが、VARでドイツ側のファウルがあったとして勝ち越し点は認められなかった。

 勝負はPK戦へ。今大会限りでの代表引退を示唆している40歳のGKノイアー(バイエルン)が最後の砦としてゴールマウスに立った。4人を終え3―3。

決められれば敗退のパラグアイ5人目を完全に読み切り止めたが、6人目には逆を突かれて万事休す。ノイアーは「失望という言葉がふさわしい」と言葉を絞り出した。この試合でW杯通算23試合出場となり、イタリアのマルディーニに並ぶ歴代5位タイ、さらに自身が持つGK最多出場記録も更新したが、チームを救うことはできず、悲願の優勝は潰えた。

 両国のW杯での対戦は、2002年日韓大会決勝トーナメント1回戦以来。当時はドイツが後半43分のノイビルの決勝ゴールで1―0と勝利したが、今回はパラグアイが雪辱を果たし、W杯での対戦成績は1勝1敗となった。

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