神戸製鋼グループ子会社の元部長の男が架空発注を繰り返し、1億円あまりの損害を与えた罪に問われた裁判。大阪地裁は、懲役4年の判決を言い渡しました。



判決によりますと、神戸製鋼所グループ子会社の「神商鉄鋼販売」の元部長・泉谷桂一被告(52)は、去年5月までの約5年間にわたって、仕入れ取引を仮装して架空の発注を25回繰り返し、被告人が管理する取引先の口座にあわせて約1億1000万円を振り込ませて会社に損害を与えました。

これまでの裁判で、泉谷被告は起訴内容を認めていました。

検察側は「ギャンブルや飲食のために着服行為を繰り返し、取り戻すためにギャンブルをして、着服金が増えていった」「管理職として権限を利用し、犯行に及び、被害額はあまり例をみないほど高額で、極めて重大」などとして懲役5年を求刑していました。

30日の判決で、大阪地裁の水落桃子裁判官は「信頼の元に預けられていた強大な権限や、優位な立場などを悪用した犯行で態様は悪い。長期間にわたり繰り返した意思決定は強く非難されるべき。取り返して会社に返そうと犯行を繰り返したと述べるが、飲食やギャンブル、ハイリスクの投資で、被害の拡大は容易に予想され、私欲のために張脳を繰り返した」などと指摘し、泉谷被告に懲役4年の判決を言い渡しました。

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