国内女子ゴルフツアー『アース・モンダミンカップ2026』最終ラウンドが29日、千葉・カメリアヒルズカントリークラブ(6699ヤード、パー72)で行われ、“キューティフル”の愛称で親しまれるパク・ヒョンギョン選手(26・韓国)が通算12アンダーで優勝した。悪天候の影響で予備日を使用する異例の日程となるなか、日韓通算9勝目を挙げ、ツアー最高額となる優勝賞金7200万円を獲得した。


 今大会は第15回大会。前年から賞金総額を1億円増額し、日本女子ゴルフツアー最高額となる4億円を懸けて開催された。しかし、台風接近の影響で27日の競技が中止となり、予備日を含めた5日間で72ホールを消化する異例の日程となった。

 最終日は3日目のサスペンデッドとなったホールから競技を再開。最大31ホールをプレーする選手もいる過酷な戦いとなったが、天候の回復とともに各選手がスコアを伸ばし、首位が目まぐるしく入れ替わる熱戦が繰り広げられた。

 パク選手は11番で稲垣那奈子選手と通算11アンダーで首位に並ぶと、14番パー5でバーディーを奪って抜け出した。その後は15番から18番まで4ホール連続でパーをセーブし、1打差を守り切って第15代王者に輝いた。大会前には祖母を亡くす不幸に見舞われ、出場も危ぶまれる状況だったが、自らのプレーを貫き、日韓通算9勝目をつかんだ。

 大会は悪天候による順延に備えて設けた予備日を活用し、4日間72ホールの競技を最後まで実施。国内女子ツアーで月曜日決着となるのは2年ぶり5度目で、そのうち3度が同大会となった。

 賞金総額は前年から1億円増の4億円となり、日本女子ツアー最高額を更新。主催のアース製薬は大会のグローバル化を掲げ、昨年はタイ、中国、韓国からトッププレーヤーを招待したほか、今後もアジアを中心に海外選手の招聘を拡大し、国内外のトップが集う「世界基準のフィールド」の構築を目指している。


 同大会は米国男子メジャー「マスターズ・トーナメント」に着想を得て創設され、選手と観客が間近で触れ合える「観るゴルフ」の普及にも力を注いできた。今大会も公開練習日を含む全日程で飲食(アルコール類を除く)の無料提供を実施したほか、キッズエリアや託児所、ロープ内で観戦できるツアーなど多彩なサービスを展開。台風の影響で異例の日程となった第15回大会は、72ホールを完遂し、国内女子ツアー最高賞金大会にふさわしい熱戦となった。
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