元乃木坂46の中村麗乃(24)は今年2月に「エイベックス・AY・ファクトリー」に所属事務所を移籍し、新天地での飛躍を目指している。12日に移籍後、初ミュージカル「愛の不時着」(東京・THEATER MILANOーZaほか)が開幕。

このほど、グループ卒業後初のスポーツ紙インタビューに応じ、芸能人生の転機や移籍を決意した理由、今作に向けた意気込みを語った。(古本 楓)

 グループ卒業から1年。充実の日々を過ごしており、中村は「気付いたら1年がたっちゃった」と笑った。グループ活動は「(卒業の選択に)全く後悔はしてない」と胸を張る。これまで大人数で動くことが多かったため、「一人でお仕事する日々に不思議な感覚というか、まだ慣れてないです」と近況を語った。

 グループ在籍の約9年間、人と比べられるなど悩むこともあったが、努力することだけは誰にも負けなかった。「何ができるかなって思ったときに出会ったのが舞台。そこからはボイストレーニングも一人でたくさん通い続けたし、(舞台も)何本見たか分からないくらいたくさん見て勉強した。諦めることをしなかったことが自分の強みだった」

 自身の知名度を大きく上げたのは、23年から出演したミュージカル「Endless SHOCK」。オーディションの末勝ち取った大役が、芸能活動の大きな転機となった。「あの2年間で得た経験は、言葉で話すのは難しいぐらい、私にとって芸能人生で間違いなく大きなポイントの1つだった」

 主演の堂本光一からは多くのことを学んだという。「この人についていきたいって思えるような人柄。

それってめちゃくちゃすごいこと。私が今まで頑張ってきたことや挫折したことは、本当にちっぽけなものだったんだなっていうのを感じました。もっと頑張らなきゃな!っていう前向きになれるきっかけをくださいました」

 自ら切り開いてきた芸能人生。2月には、事務所移籍という大きな決断をした。乃木坂46に恩を感じているからこそ迷ったが、「今の環境にいたら甘えてしまうかもしれないというのがあった。自分の心を鬼にして、新しい環境に身を置き直す。今まで自分が築いてきた安心する場所から離れるっていうのも一つの勇気なのかなって思った」。まだまだ手探りではあるが「私にすごく寄り添って、『一緒に頑張ろうね』と言葉をかけてくださるので、私も皆さんの期待に応えられるように頑張りたい」と力を込めた。

 新天地での初ミュージカルとして、韓国発のドラマで、世界的大ヒットした「愛の不時着」のミュージカル版に出演する。中村は海外留学したお嬢さまで主人公と婚約関係にあるソ・ダンを演じる。自身も原作のファンといい、「私も口べたなところがあるので共感します。私なりの解釈したソ・ダンをこれからどういう風に作っていこうかなっていうのはすごい考えてる。

皆さんの感性に近づけるのが楽しみです」と話す。

 作品にファンが多い分、不安もある。「原作があるものだと、皆さんそのイメージで来られる。期待値がすごく上がって劇場に来ていただくと思う。その期待値を超えられるか、それは私たちにかかっている。皆さんをどれだけ巻き込むことができるかが鍵。不安な要素もありますが、楽しみながら挑めたら」と誓った。

 笑顔が絶えない24歳は夢も膨らむばかり。「私は歌ったり、お芝居したりすることがすごく好き。いろんなジャンルの作品に出ていきたいですし、新しい人生を踏み出したので、今まで挑戦できてなかった映像作品に挑戦していきたい」。乃木坂の同期の山下美月与田祐希久保史緒里、梅澤美波らは女優として第一線で活躍中。「やっぱり同期が活躍している姿を見るのはすごく喜ばしいことだし、うれしい。

みんながもっともっと活躍して、いずれ共演することができたらうれしい」と青写真を描いた。

 輝かしい未来へー。「愛の不時着」から再びテイクオフする。

 ◆中村 麗乃(なかむら・れの)2001年9月27日、東京都出身。24歳。16年9月、乃木坂46の3期生としてグループに加入。23年、33枚目シングル「おひとりさま天国」で初選抜入り。25年6月、グループから卒業。26年2月、「エイベックス・AY・ファクトリー」に移籍。169センチ。大阪公演は7月31日から東京建物 Brillia HALL 箕面で。

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