◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第1日(2日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 第1ラウンドはコースコンディション不良のため2時間遅れの午前8時30分にスタート。ツアー通算21勝の池田勇太(フリー)が6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、好スタートを切った。

「よく降った。雨がずっとやまなかったので距離は落ちるけど、よく知っているコースなので何も不安はなかった。褒めることと言えば最後のパーぐらい」。最終9番で左に曲げたティーショットが木の切り株付近で止まるピンチに見舞われながら、70ヤード残った第3打を2メートルに運んでセーブした。

 当初のスタート時間は午前7時20分だったため、午前4時に起床し、5時45分にコースに入った。2時間遅れで第1ラウンドが始まり、ホールアウトは午後2時過ぎ。長い一日を気分良く終えた。前半18番。残り197ヤードの2打目を5アイアンで30センチに絡めるバーディーを奪い「3アンダーで折り返せたのは大きかった」。流れを引き寄せると、後半にさらに2つ伸ばした。

 悩んでいたパッティングが復調し、表情は明るい。7番での3メートルのパーパットも、難なく沈めた。

「自分の感覚、感性を表現できるぐらいにはなってきている。短いパットもまだ怖いけど。でも、普通にストロークをするという、みんなが当たり前にやることが少しはできてきた」。試合でも練習でも「外すことを恐れずにやり続けること」を自分に課し、自信を取り戻してきた。

 5月の関西オープンで最終日を首位で迎えるも6位に終わった。その後の3大会は37位が最高。40歳の体には疲労がたまっていた。前戦のBMW日本ツアー選手権森ビル杯後の3週間のオープンウィークは、最初の1週間はクラブを握らず、心身の回復に時間を割いた。「連戦が続いていたし、体力的な部分でなかなかというところはあった。やっと体がリセットされた感じがする」と元気いっぱいだ。

 2020―21年シーズンは選手会副会長、同事務局長を務めた。選手会主催の本大会の発起人の一人で、21年の第1回大会は実行委員長として開催に尽力した。

「思い入れはもちろんある」。大会の最高位は22年の3位。開幕前、スポンサーのサトウ食品から「1回は池田プロに優勝してほしい」と声をかけられたことも励みになっている。「良くなってきた今の調子をもってすれば、多少は上位で争えるかなという気持ちはある。最終日まで優勝争いに絡めるように頑張っていきたい」。特別な思いを抱く大会で、19年ミズノオープン以来の勝利をつかむ。(高木 恵)

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