大相撲名古屋場所(12日初日・IGアリーナ)に向け、横綱・大の里(二所ノ関)が6日、名古屋市天白区にある高田川部屋での二所ノ関一門連合稽古に参加。大関・琴桜(佐渡ケ嶽)と11番連続で相撲を取り、全勝だった。

鋭い立ち合いから得意の右差しだけでなく、左差しや巻き替えなど多彩な攻めをみせた。左肩痛が出てから左おっつけの効力が鳴りを潜めていたが、新たな攻めの形で大関を圧倒。「立ち合いも下半身や腰の位置も悪くなかった」とうなずいた。

 左肩痛で2場所連続休場した。出稽古はこの日まで控え、連合稽古に照準を合わせてきた。「久々の出稽古でぶっつけ本番だったが感触的にもよかった」と汗をぬぐった。189センチ、178キロと重い琴桜との稽古を望んでいたが「下がる相撲もあったので少し欠けた部分もあった」。初日に向け「1週間切っているが悪くはない。精いっぱい準備してやるだけ」と話した。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)も「普段なら1~2番負けるけど全勝できたのは良いと思う。先場所と比べ、バランスが良くなっている」とたたえた。

 高田川部屋が今年から宿舎を構える仏地院は1962年夏場所前に現役を引退した初代・若乃花の二子山親方が定年までの30年間使用した。

今まで2代目・若乃花、隆の里、稀勢の里ら過去9人の横綱が稽古した土俵だ。大の里は「由緒ある、そして伝統ある仏地院で稽古できて良かった」としみじみ。同親方は「これから1週間が勝負」と発破をかけていた。(山田 豊)

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