2年連続参戦の函館で美浦のホープが成長した姿を見せている。函館で8勝を挙げ、順調に白星を積み重ねる舟山瑠泉騎手=美浦・田中博=は、9勝でトップの横山和生騎手に次ぐ開催リーディング2位につける。

「狙いたいですね」と首位奪取へ向けて口調に力を込める。

 5日終了時点でルーキーイヤーの19勝を大きく上回る37勝。1月は1勝とシーズン序盤はなかなか勝てない日々が続いたが、春の新潟では12勝と勝ち星を量産。自身初の開催リーディングを獲得した。「積極的な競馬で乗ってきたことで、冬の小倉あたりから質が変わってきました」と語るが“冬コク”5勝のうち、4勝は5番人気以下。自身の腕でアピールし、チャンスをつかんできた。今年の勝ち鞍の内訳は、関東19勝に対して関西も18勝。栗東からの信頼も確実に得ている。

 自分の形を確立したことも自信に結びつく。昨年の函館は斤量3キロ減で5勝。今年は2キロ減でスタートすると、3週目からは1キロ減になり、斤量の恩恵が少なくなっても勝利をつかめている。「自分はスタートが武器だと思っていて、短距離で先行して勝つのが定着してきました」。

得意のスタートを最大限に生かせる短距離では、より印象に残る好騎乗を見せている。「勝たなきゃいけない人気馬で勝てているのが大きいと思いますが、そうじゃない馬の成績も上げていきたい」と北の大地に渡ったこの4週を冷静に振り返る。

 勝利を求める貪欲さも原動力。今年最初に掲げた目標は1週間に1勝ペースの50勝だったが、「1週間に何回か勝つことができるようになると、今週は1勝だったか…って」と勝ちたい気持ちは増すばかりだ。「今の勝ち鞍のペースを維持していきたい」。今月28日に20歳となる舟山。10代最後の開催リーディングを獲得し、その勢いのままに20代も突っ走る。(浅子 祐貴)

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