◆テニス ▽ウィンブルドン第11日(9日、英国・ウィンブルドン)

 車いすテニス女子シングルス準々決勝で、2024年パリ・パラリンピック2冠で、世界ランキング1位の上地結衣(三井住友銀行)が、女子史上2人目の生涯ゴールデンスラム(4大大会とパラリンピック全制覇)達成に残り2勝と迫った。同13位のインテ・ボス(オランダ)に6-2、7-5のストレート勝ち。

準決勝では、昨年決勝で生涯ゴールデンスラムを阻まれた因縁の相手、同4位の王紫榮(中国)と対戦する。

 第2セット、4-2リードから、相手の攻撃的なテニスに守りに回り、一気に3ゲームを連取された。4-5で3本のセットポイントを握られたが、大事な局面で、世界女王の地力を発揮。全て逃れ、最後はストレートで振り切った。

 今年最大の目標が、ウィンブルドンの初制覇だ。女子では、デフロート(オランダ)に次ぐ史上2人目の快挙がかかる。昨年は大きなチャンスだったが、決勝で、王のパワーの前に敗退。その雪辱のためだけに、ラケットもパワーが出るものに変え、車いすのセッティングも芝専用に変更した。

 その王が、次の準決勝で上地の前に立ちはだかる。対戦成績は上地の10勝2敗。そのたった2敗のうちの1敗が、昨年のウィンブルドン決勝だ。王への雪辱で、上地は、新たな歴史に前進だ。

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