将棋の藤井聡太王将が10日、東京・港区の明治記念館で「第75期王将戦 王将就位式」に出席した。

 2年連続で永瀬拓矢九段を挑戦者に迎えたシリーズ。

藤井は2日制では初となる初戦の敗戦、第4局を終えて1勝3敗のカド番と苦戦したが、第5局から3連勝で防衛、王将5連覇を達成した。

 藤井は「前期の経験をいかして戦いたいと思って臨んだのですが、永瀬九段の深い研究と鋭い指し手の前に第4局の前に1勝3敗とカド番に追い込まれる戦いになりました」と回想。カド番に追い込まれ、臨んだ第5局は心境面での苦労もあったというが「結果として第5局がターニングポイントとなり、第6局、第7局では積極的に指すことができました」とうなずき、「対局に向かう上で精神面の難しさを感じ、技術面においても永瀬九段の鋭い着想、指し手から学ぶことの多いシリーズだった。今期の経験を成長につなげられるようにしたい」と前を向いた。

 今期から新設された「ALSOK杯」は狩山幹生五段が受賞。番勝負のみならず一次予選、二次予選、挑戦者決定リーグで最も守りの堅い将棋を指した人に与えられる。狩山は「一生懸命、将棋を指した中で選んでもらえたことをとても嬉しく思うし、今後も受賞できるように頑張っていきたい。守りの方はあまり覚えていないけど、非常に固かったということで嬉しく思う」とコメントした。

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