夏の小倉開催、通称「夏コク」名物のオープン特別競走「ひまわり賞」は九州産馬の“チャンピオン”を決めるレースと言ってもいい。今年はそんな一戦に、明治維新の三傑にちなんだ名前を持つ馬が3頭もエントリーしてきた。

 実績上位なのが、大久保利通の姿が浮かぶトシミチ(牡2歳、栗東・谷潔厩舎、父アレスバローズ)だ。前走6月28日の九州産馬限定の新馬でデビュー勝ち。スタートで遅れをとったが、鋭い出脚でハナを奪うと、そのまま逃げ切り。直線でもスピードは衰えず後続に0秒2差をつける快勝を飾った。15日の追い切りは、坂路で54秒5―12秒6をマーク。変わらず順調で、ここで地位を確固たるものとするか。

 対するのが西郷隆盛を思わせるタカモリ(牡2歳、栗東・牧田和弥厩舎、父ジャンダルム)だ。こちらはトシミチに先駆けて6月27日の九州産馬限定の新馬で初陣。中団から一脚使ったが、前はとらえられず4着。2戦目の未勝利戦(九州産馬限定)も出遅れて流れに乗れず4着に終わった。未勝利での参戦となるが、下克上を果たし、世に名を知らしめたい。

 この“巨頭対決”に、今回は地方からタカヨシ(牡2歳、佐賀・池田忠好厩舎、父ネロ)が待ったをかけるべく挑戦してきた。

こちらも明治維新の元勲の一人・木戸孝允を思わせるネーミング。佐賀でのデビュー戦(ダート900メートル)は2着に1秒差をつける大勝。

芝適性がどうかだが、佐賀のリーディングを突っ走る飛田愛斗騎手を背に、新たな“政権”をつくる可能性も十分だ。

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