全国高校総体レスリングが23日に和歌山・那智勝浦町体育館で開幕する。1年生ながら女子68キロで東海大会を制し、全国切符をもぎ取った小林叶実が、飛龍レスリング女子選手として初の表彰台を狙う。

 錦田中3年の時に全中の54キロ級で2位に入った実力者。手足の長さを生かしたタックルが持ち味だ。本来は62キロが主戦場。チーム内の先輩と重なったため今回は階級を上げて68キロ級で出場した。中学時代は減量に苦労したが、「今回は体重を気にせず、スイーツが食べられて良かった」と、屈託なく笑った。

 7月に行われた国スポ予選では、本来の62キロで出場し、同校OGで先輩の相磯ひなた(東洋大1年)と接戦を演じた。僅差で敗れたものの、3つ年上の大学生と互角に戦えたのは確かな、自信になった。

 1回戦から強豪が相手だ。昨年の68キロ級女王の安見心(京都八幡2年)との対戦だが、「まずは、ポイントを取りたい。強い人から戦い方を学びたい」と、謙虚にぶつかる。五輪選手を輩出している井村陽三監督(62)は「将来が楽しみ」と、期待を寄せる。小林が名前の通り、同校女子初のメダルという夢を叶える。

(塩沢 武士) 

 ◆小林 叶実(こばやし・かなみ)2010年5月29日、三島市生まれ。16歳。小2の時に、沼津レスリングで競技を始めた。、164センチ、62キロ。家族は両親と姉、祖父母。

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