大相撲名古屋場所11日目(22日、愛知・IGアリーナ)

 名古屋が熱いのは気温だけではない。2敗勢に実力者が揃っているから場所が盛り上がっている。

朝乃山(高砂)と尊富士(伊勢ケ浜)の一番は非常に興味深い対戦である。立ち合いから一気に攻めたい尊富士に対し、受けが強い朝乃山は組み止めたい。ともに優勝経験のある2敗対決。過去の対戦は朝乃山が1勝0敗とリードしているが、今場所はどうか。

 関脇・安青錦(安治川)は初めて豪ノ山(武隈)の挑戦を受ける。左足首を痛めているものの、10日前まで2横綱を撃破して1敗をキープ。大関復帰にあと1勝まで迫っている。豪ノ山の立ち合いの馬力は認めるが、安青錦には“黄金の左”がある。通過点だろう。

 関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)も3敗をキープ。三役に昇進して2場所は9勝6敗。じっくり力を付けている。

197キロの大きな体を生かしての馬力に加え、今場所は土俵際でバタバタしなくなった。大の里(二所ノ関)とは過去2勝6敗だが、立ち合いで先手を取れば横綱をも圧倒する底力は持っている。

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