感謝を胸に調教師としての一歩を踏み出す。今週、いよいよ管理馬をターフに送り出す古賀大生調教師(35)=美浦=は、昨年12月に新規調教師試験に合格。

その後は通常年明けから技術調教師として1年以上は研鑽(さん)を積むが、半年以上も早い開業となった。「セリもあって、バタバタしていて、すごく忙しかったですが、ここまで多くの支えがありました。感謝の気持ちを忘れずに、スタッフと力を合わせて結果で恩返ししていきたい」と力強く語った。

 調教師だった祖父・末喜さん、22年に定年引退した史生さんに続く3代目のトレーナーという重責を担う。「3代目だというのは、忙し過ぎて感じる余裕もなかったです。もしかしたら、開業してから感じる部分が出てくるかもしれません」と急ピッチでの開業で気が回らなかった様子。重賞2勝を挙げたトキオパーフェクトやシンコウスプレンダなど個性派を手がけた父の「いい部分はまねていきたいですね」と超える活躍を誓った。

 競馬が好きで、このレースを勝ちたいという強い思いこそないが、「出走するからには一つでも多く勝ちたいという思いの方が強い。大きいレースを勝ちたいというのはありますが、とりあえず未勝利戦を勝たせることが一番だと思うので」と目標を定める。土曜は新潟9R・障害オープンで2頭がスタンバイ。スコラーリは「うまく立ち回れれば面白い」、ダノンロッキーも「状態はいいし、馬具を替えたり工夫をしている」。デビュー即Vを狙えるラインアップだ。

(石行 佑介)

 ◆古賀 大生(こが・ひろき)1990年9月28日生まれ。茨城県出身。35歳。14年10月にJRA競馬学校厩務員課程入学。15年4月から美浦・松山将樹厩舎に所属し厩務員、調教助手などを務める。

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