桐蔭横浜大客員教授の岡部智洋氏がこのほど、同大の森朋子学長との編著書「大学で育つアスリートのライフキャリア “部”活動を『学びファーストへ』」(東信堂)を出版した。

 競技が終わったあとの人生をどう豊かにするか―。

現在進行形で悩む学生アスリートはもちろん、彼らを支える指導者、保護者、そして大学スポーツの未来を考える、スポーツビジネスに興味がある人たちに贈る一冊。競技経験を「人生を切り拓(ひら)く力」に転換するための、新たな視点、ヒントを提供する内容となっている。

 日本テレビの役員で、前ティップネス会長でもある岡部氏は、森学長の特別講義「アスリート・クロス」で、Jリーグやスポーツメーカー、メディアなどの第一線で活躍する人たちとともに教壇に立った。この講義を引き受けた裏には、出向していた巨人軍広報部時代に当時の長嶋茂雄監督の部屋に飾ってあった詩の存在があるという。「後藤静香さんの『本気ですれば大抵のことはできる』というもの。本気で競技に向き合った学生なら、社会でも『本気で臨めば何でもできる』ということを伝えたかった」と思いを込める。競技で培った目標達成力や協調性、自らの潜在能力を社会で使える力にするにはどうしたらいいのか―。学生にとっては大きな示唆となりそうだ。

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