秋元康氏プロデュースの6人組昭和歌謡グループ「MATSURI」が8日、愛知・名古屋市のNiterra日本特殊陶業市民会館で全国ツアーの開幕を迎えた。自身2度目のツアーで、全10都市20公演を予定。

会場には昼夜2公演で計2000人が集まり、全22曲を届けた。

 とっておきの新曲とともに、勢いよくスタートを切った。10月14日に3枚目のシングル「恋の中央線」を発売することを発表し、パフォーマンスも初披露。鈴木渉(34)が「ついつい覚えたくなる歌詞とメロディーですし、ダンスもお客さんと一体になって楽しめる曲」とアピールした通り、思わず口ずさむファンの姿にメンバーも充実感を漂わせた。

 元々は秋元氏が作詞した「ライ ライ ライ」を3枚目シングルとして8月に発売するはずだったが、成瀬英樹氏が作詞した「恋の中央線」を耳にした秋元氏が「あまりに耳に残るので、表題曲はこれだと直感的に思ってしまいました」と急きょ予定を変更。東京駅から新宿駅、吉祥寺駅、立川駅などを結ぶJR中央線の駅名が歌詞にちりばめられたキャッチーさが特徴で、小野寺翼(32)は「この時代にこの曲ができるんだという新鮮さも感じています」と手応えを口にした。

 AKB48や乃木坂46などを含め秋元氏がプロデュースするアーティストが、同氏以外の作詞曲を表題曲に据えるのは初の試み。柳田優樹(40)は「衝撃でした。見捨てられたのかなと思いました」と笑いつつも「曲を聴いたら、なるほどなと思いました」と出来栄えに自信をみせた。

 今年で結成から3年。MATSURI以外にも、歌謡曲を歌うグループはひしめき合い「僕たちはまあまあ崖っぷち」と現実を見つめる。それでも、以前から掲げる日本武道館公演とNHK紅白歌合戦初出場の夢はブレない。

「この曲で売れたいよ!」(柳田)。こん身の一曲でブレイクを狙う。(松下 大樹)

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