第47回将棋日本シリーズJTプロ公式戦の2回戦第2局となる北陸・信越大会が22日、石川県の石川県産業展示館で行われた。佐々木勇気八段(先手)が近藤誠也八段(後手)を107手で破り、勝利を飾った。

 対局は、「持ち時間の短い将棋では、工夫を凝らす進行になりそう」と先手の読み通り、後手が3三に金を上げる角換わりに進み、序盤から前例のない進行に。中盤は攻め込まれるも、飛車を捨てるなど勝負手を連発。猛追の末に逆転すると、後手を受けなしに追い込み、初のベスト4進出を決めた。「最後は▲1三銀(101手目)と打って勝ちを意識しました。公開対局らしい熱い勝負にできてよかったです」と振り返った。

 次戦の相手は勢いに乗る斎藤慎太郎八段。「今年の竜王戦でも対戦するチャンスがありましたが、私が負けて実現せず残念でした。こうして大きな舞台で対戦できるのはうれしいです」と対局を待ち望んだ。

 同大会は、トップ棋士12人が覇を争う公開対局。オンライン観戦(ABEMA)と会場での観戦が可能で、熱気や緊張感を体験できることが特徴。解説等も会場内でリアルに行われる。

 次回の2回戦第3局の中国大会(9月5日・広島サンプラザホール)は、永瀬拓矢九段と石田直裕六段が登場。

大盤解説は山崎隆之九段、聞き手は長谷川優貴女流三段、読み上げは北村桂香女流二段が務める。

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