エフフォーリアを知り尽くす厩舎から、大物候補が登場する。父を現役時代に管理した鹿戸厩舎が送り出すチェスティーノ(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エフフォーリア)だ。

30日の新潟・芝1800メートルでデビュー予定。鹿戸調教師は「気性が良く、素直です。いいものは持っています」と才能を見込む。母は16年にフローラSを勝ったチェッキーノと血統面も魅力。その母にも騎乗経験のあるクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=が鞍上を務める。

 初年度産駒の勢いが止まらないエフフォーリア。すでに9頭が勝ち上がり、2歳リーディングを快走中。勝利数でもトップタイだ。鹿戸師は「扱いやすいという話を聞きますね。子供たちがみんな頑張ってくれていてうれしいです」と活躍に目を細める。厩舎が初めて送り出した同産駒のジーフォーリアは8日の札幌新馬戦で4着に敗れたが、今度こそ勝利を飾る。

 母チェッキーノの子どもは、デビューした4頭すべてが勝ち上がり。

初子のノッキングポイントは23年の新潟記念を勝ち、2番子のチェルヴィニアは24年オークス、秋華賞の牝馬2冠と、重賞ウィナー2頭を送り出している。トレーナーは「(体つきなどは)お父さんよりお母さんに似ている気がします」と母のDNAにも期待している。

 1週前追い切りは美浦・Wコースで、強めの負荷(5ハロン68秒5―11秒6)がかけられた。年長馬との3頭併せでやや手応えは劣勢に映ったが、「相手が走る馬だったので」と心配していない。

 エフフォーリアは21年皐月賞を制するも、日本ダービーは2着。チェッキーノも16年オークスで2着と涙をのんだ。両親も歩んだクラシック路線へ、大事な初戦となる。「距離は分からないですが、そういう(クラシック)方面に行ってくれればいいなと思います」と先を見据えた指揮官。大舞台への第一歩が新潟から始まる。(三戸 達也)

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