1985年に引退した元歌手の高田みづえさん(66)が、25日に生放送されたNHK総合「うたコン」の「高田みづえ 一夜限りの復活SP」(後7時57分)で11年ぶりにテレビで歌唱を披露する。

 みづえさんの歌手生活は8年と決して長くはないが、昭和歌謡の歴史を太く短く駆け抜けた伝説のアイドル。

鹿児島の揖宿郡頴娃町(現・南九州市)で少女時代を過ごしたが、1976年にフジテレビのオーディション番組「君こそスターだ!」で第18代グランドチャンピオンとなり、芸能界への扉が開いた。

 翌77年3月25日にシングル「硝子坂」でデビュー。キャッチフレーズは「超えてる16才」で、同年にデビューした榊原郁恵清水由貴子と「フレッシュ三人娘」と呼ばれた。小柄でかわいらしい見た目に加え、アイドルの枠を超えた抜群の歌唱力で、デビュー以来ヒット曲を連発。同年大みそかの「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした際に披露した「硝子坂」や「ビードロ恋細工」などデビュー初期の楽曲は宇崎竜童が作曲を手がけていることでも知られる。

 79年には「潮騒のメロディー」がロングヒット。サザンオールスターズのアルバム収録曲のカバーとして80年7月に発売された「私はピアノ」は、桑田佳祐の作詞・作曲による叙情的なメロディーラインとおしゃれな歌詞で、自身最大のヒットを記録。日本レコード大賞でも金賞を受賞し、その年の紅白に返り咲いた。83年には再びサザンのカバーとなった「そんなヒロシに騙されて」も大ヒットし、この曲でもレコード大賞金賞に輝いた。

 1985年に、大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さん(享年69)と電撃結婚し芸能界を引退。8年間でシングル26枚、オリジナルアルバム10枚、カバー盤1枚、コンサート盤2枚をリリース。歌手引退後は、相撲部屋のおかみさんとして、32年間内助の功で夫を支えた。

 みづえさんは引退後、テレビ番組への単発のゲスト出演などはあったが歌を披露することは長らくなく、2015年8月にNHKの「思い出のメロディー」で31年ぶりにステージ復帰し「硝子坂」「私はピアノ」を披露。ブランクを感じさせない歌唱で視聴者を驚かせたが、今回はそれ以来11年ぶりのテレビ歌唱となる。11年前と同じく「硝子坂」「私はピアノ」を披露する。

 番組では親交のある岩崎宏美、榊原郁恵も出演する。かつての映像を振り返りながら、今年3月に死別した夫・若嶋津さんへの思いや、再び歌うことを決意した理由を語るという。

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