大相撲の夏巡業が27日、茨城・水戸市のアダストリアみとアリーナで行われた。

 同所での巡業を担当する立浪親方(元小結・旭豊)が取材に応じ、7月の名古屋場所後に右膝を手術した弟子の横綱・豊昇龍(立浪)に言及。

秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)を含めた今後の出場判断について「中途半端では出られない。次に出る時は優勝するぐらい、完璧にして出させるつもり」と慎重に見極める考えを示した。

 豊昇龍は名古屋場所を14日目に休場し、右膝内側側副靱帯損傷と診断され、7月29日に修復する手術を受けた。師匠によると、部分的に断裂も見られた状態だったという。現在は部屋で毎日稽古場に降りているものの、「まだ四股が踏めない」と説明。秋場所の出場は「まだどうなるか分からない」としたが、厳しい見通しとなっている。

 横綱昇進後の9場所で優勝がなく、休場も4場所を数える。最高位として苦境が続いているだけに、立浪親方は「完璧にしてから出ないと、引退とか、そういう声も出てきてしまう」と危機感をにじませた。豊昇龍にも「『次出て優勝でもしないと厳しいぞ』ということはずっと言っている」と明かし、万全のコンディションに戻した上で復帰場所での優勝を厳命した。

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