大相撲秋場所(9月13日初日・両国国技館)で新十両となる焼津市出身の時不動(23)=時津風=の「十両昇進を祝う会」が25日、同市内のホテルで行われた。中野弘道・焼津市長ら約260人の出席者の前で、「大変長らくお待たせしました」と、2019年春場所に初土俵を踏み、7年でようやく関取になったことを報告。

「やっとスタートラインに立てた。ここから幕内、三役、大関、横綱目指して頑張っていきたい」と、あいさつして会場を沸かせた。

 時不動は焼津港中3年時の全国大会個人、団体戦で優勝。中学横綱に輝き、中学卒業後に角界入りした。本名の「吉井」のしこ名で10場所連続勝ち越し。スピード出世の期待がかかったが、幕下でやや足踏みした。西幕下2枚目で迎えた7月の名古屋場所で4勝3敗と勝ち越して、念願の十両昇進を決めた。

 式典には、サプライズで焼津出身の十両・翠富士(29)=伊勢ケ浜=が登場。年は6つ離れているが、兼平道場で一緒に稽古した間柄で、名古屋場所では東8枚目で8勝7敗と勝ち越した翠富士は、「来場所、もしかしたら当たるかもしれない」と、警戒。時不動も「本場所で対戦したら、思い切って胸を借りたい」と、先輩との一番を楽しみにしている。

 会場には7本贈られたという化粧まわしのうち、「港町・焼津」の海をイメージした青地に、ゴールドで「不動心」と刺しゅうされた1本が飾られた。「焼津で育って、焼津の魂は持っている。

15日間の相撲で今までと違うリズムになるけど、食らいついていきたい」と、力こぶ。「焼津市の皆さんの応援を力に変えたい」。秋場所に向けて健闘を誓った。

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