◆明治安田J1リーグ第4節 柏1―0清水(29日・IAIスタジアム日本平)

 清水エスパルスは柏とのホーム戦に臨み、15日の横浜M戦、22日のC大阪戦に続き3試合連続での0―1完封負けを喫した。両チーム無得点で迎えた後半26分、先制を許すと、反撃も実らずまたしてもノーゴールに終わった。

開幕4試合でわずか1得点。この日はJリーグデビューとなった特別指定選手のFW辻友翔(20)を先発で起用するなど、得点力不足解消を図ったが、今季ホーム初勝利を逃した。

 開幕4連勝に沸く柏サポーターの歓声が響き渡る中、ホームのアイスタで清水の選手たちはうなだれた。後半26分、ロングパスを右サイドに通されると、ゴール前ニアサイドに走り込んだ相手選手が右足を伸ばし、ゴールネットが揺れた。ここまで3試合で9得点を挙げていた相手を最少失点に抑えたものの、得点を奪えないまま試合を終えた。

 開幕4試合で3敗を喫するのは2020年以来。この年は開幕5連敗からシーズン16位に終わっている。優勝を目指し即戦力7選手の大補強を行った清水にとって6年ぶりの厳しいスタートとなった。吉田孝行監督(49)は「無得点というところで申し訳ない。試合に関しては失点するまではいいリズムでできていた。パワーアップしないといけない終盤でダウンしている」と悔しがった。「レイソルさんは終盤強いというのもわかっている中、自分たちは何もできなかった」と最終局面での差を敗因に挙げた。

 26日の天皇杯2回戦では、延長30分を含む120分間を戦い、FC大阪に2―1で勝利。主力も多く出場した中2日の一戦で、疲労が残る中での戦いとなったが、相手シュート数11本に対し、清水はわずか2本だった。

 3連敗となったが、明るい材料もあった。特別指定で国学院大3年の辻を先発で大抜てき。「最初は緊張するかと思ったんですけれども、ピッチに立ったら自分のプレーを出すだけだと思っていました」と持ち前のスピードを生かして積極的に攻撃参加した。また、コンディション不良で戦列を離れていた住吉ジェラニレショーン主将(28)が後半から今季初出場。次節9月2日は本拠でのFC東京戦。次こそアイスタをオレンジサポーターの歓喜の声で埋め尽くす。(伊藤 明日香)

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