◆米大リーグ ブルージェイズ7―0マリナーズ(30日、カナダ、トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(42)が本拠のマリナーズ戦で7回を投げ、1安打無失点1与四球10奪三振。今季初登板(3月31日)のロッキーズ戦以来、約5か月ぶりとなる今季2勝目をあげた。

 5回にヤングからの三振で通算奪三振数を3534とし、1991年に殿堂入りしたゲイロード・ペリーの史上9位に並ぶと、7回一死で迎えたライリーから宝刀スライダーで10個目の三振を記録。通算3535奪三振で、メジャー史上単独9位の記録を樹立。通算223勝は歴代74位に浮上した。

 試合後「前回登板(5回2失点)から学んだことをいかして、最初の打者から積極的に攻めて、自分のリズムをつくろうと心がけた。(奪三振数)トップ10のリストに自分の名前があるのは、素晴らしいこと。そのリストにいる人達を尊敬しているので。歴代のトップ10という記録は大きな意味があり、ホームで達成できたことは本当に嬉しい。チームメートやファンの皆さんのサポートに心から感謝している」と42歳のベテランはしみじみ語った。

 バックスクリーンに記録達成の通知メッセージが出ると、本拠地はスタンディングオベーションでたたえた。シャーザーは右手で帽子のツバを触って大歓声に応えた。メジャー19年目。6月10日(フィリーズ)に通算3500奪三振、8月2日(カージナルズ)に通算300度目のクオリティースタート、8月13日に通算3000登板イニングと金字塔を打ち立てた一方、背筋痛、足首痛、親指痛、あらゆる怪我にも苦しみ、前日まで1勝7敗、防御率7・02。

8月6日の敵地カブス戦では監督室の扉をノックしていた。シュナイダー監督は「部屋に入ってきて、少し(怪我のことで)愚痴をこぼしながら、まだやりたいんだ、私はまだ戦いの中にいる、と言ってきた。私は、体の全ての部分がうまく動かなければならない、君を絶対に諦めないと言ったよ。健康体になって戦ってくれとね」と会話を回想した。

 この日は初回からカーブとスライダーがさえ、14個の空振りを奪うなど、切れ味は抜群だった。指揮官は「1安打10三振。”ビンテージ・マックス”(年代物)だ。彼は凄い。42歳で95マイル投げるんだ!タイムマシンに乗った感じだった」と、全盛期を彷彿とさせる球数97球の熱投パフォーマンスを絶賛した。

 報道陣に対応したシャーザーは、勝利の余韻もそこそこに厳しい表情だった。「肝心なのは、ポストシーズンに行くこと。今はとにかく勝つしかない。

今年は接戦だし、今まさに正念場にいる。毎日勝つという気持ちを最後まで貫かなければならない」と、10月への執念を口にした。

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