甫木元空氏は映画監督、アーティスト、小説家の“三刀流”を軽やかに両立する。16年に手がけた初の長編映画「はるねこ」では監督、脚本、音楽を担当。

同作の生演奏上映会を機に結成したBialystocksではボーカルとして澄んだ声を響かせ、今年7月に初の日本武道館公演が実現。小説家としては、23年に「はだかのゆめ」でデビューしている。

 甫木元氏の才能を開花させたのが、大学時代に師事した映画監督の青山真治さん(22年死去、享年57)。「映画のことなんて知らなかったし映画監督になろうとも思っていなかった」という青年は「EUREKA」などのメガホンを取った師匠から触発された。夏帆が出演した「BAUS―」も、甫木元氏が青山さんの企画を引き継いだ作品だった。

 24年の本紙取材では、3つの肩書はつながっており「頭が混乱することもないです。それぞれが煮詰まった時の逃げ口、息抜きになっています」と語っていた。結婚でまた一つ、才能の扉が開くかもしれない。

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