◆ボクシング ▽WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)暫定王座決定戦 〇同級1位松本流星(判定3-0)同級2位ラッセル・アコスタ●(27日、トヨタアリーナ東京)

 前WBA世界ミニマム級王者で、WBO同級1位の松本流星(28)=帝拳=が同級2位ラッセル・アコスタ(27)=メキシコ=を3-0の判定(118-110、116-112、115-113)で下し、WBA王座に続き、2度目の王座獲得に成功した。松本の戦績は9戦全勝(4KO)、初黒星を喫したアコスタは17勝(6KO)1敗となった。

 サウスポーの松本はアコスタとの全勝同士の戦いに臨んだ。軽い足さばきと豊富な手数で好戦的なアコスタに応戦。9回には被弾覚悟でリング中央で足を止めて打撃戦。最後まで激しくパンチを交換し、元王者として意地を見せ、2度目のタイトルをつかみとった。

 松本は昨年9月にデビュー7戦目で高田勇仁(ライオンズ)を下し、WBA世界ミニマム級王座を獲得。今年3月には高田との再戦となった初防衛戦でも勝利し、5月に王座を返上した。今回のWBO暫定王座挑戦で新たなる勝負に出た。

 私生活でも新たな門出を迎えた。令和8年8月8日に小学校時代の同級生、依舞(いぶ)さんと結婚。戦前、「勝って指輪代を稼がないと。3ケタ(万円)なんで頑張ります」と照れ気味に明かしていたが、勝利という最高のプレゼントを妻に贈った。

 WBOには正規王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)が存在する。

コラーゾは階級を上げて世界挑戦する予定だったが、けがのため、試合は中止に。コラーゾが世界戦を行った段階で、松本―アコスタ戦の勝者が正規王者となる見通しだった。今後の正規王者と暫定王者の扱いについて結論は先送りになっている。

 松本流星「世界チャンピオンになりたいという夢を持って、ここまでやってきて、夢に向かって頑張れば夢はかなえられるというのを、みなさんにお見せすることができてよかった。今日のままじゃ、まだまだ。ボクシングの幅を広げて、松本が一番強いと思われるような、スーパーチャンピオンになりたい。(那須川天心ら帝拳ジム勢に)いいバトンをつなげたと思うので、あとは任せました」

 ◆松本 流星(まつもと・りゅうせい)1998年5月14日、兵庫・高砂市生まれ。28歳。4歳からボクシングを始め、日出高(現目黒日大高)から日大に進学。卒業後の22年に全日本選手権優勝。23年2月にプロデビュー。25年9月にプロ7戦目でWBA世界ミニマム級王座獲得。

今年3月に初防衛に成功し、同5月に同王座を返上。身長160センチの左ボクサーファイター。

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