プロボクシングWBC世界バンタム級1位・那須川天心(28)=帝拳=が2日までに更新した自身のインスタグラムで、誹謗(ひぼう)中傷されていることを受け、帝拳ジムOBで元日本、東洋太平洋フェザー級王者の松田直樹氏がジムを代表して自身のインスタグラムで意見を述べた。

 天心は9月27日にWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=に挑戦して判定負け。

10か月ぶりの再戦で連敗を喫する形となった。松田氏は冒頭、「私は帝拳側の人間なので、正直あまり言いたいことを言える立場ではありません」と前置きし、「判定そのものをおかしいと言っているわけではありません。井上選手は素晴らしいボクシングをしたことも事実です」とチャンピオンをたたえた。

 その上で、4回終了後の公開採点で拓真にフルマークをつけたジャッジがいたことに触れ、「これは、帝拳側からすれば、そこで戦い方を変えざるを得ない採点だったと思います」と、試合展開を大きく左右する採点だったと言及した。

 そして「ポイントで大きく遅れていると認識したからこそ、当然、そこから戦い方も変わる」と、攻勢を強めて7回に左ストレートでダウンを奪った。何かを起こすのでないかという、期待を抱かせた展開に持ち込んだことに「そこから最後まで諦めずに戦ったことは、もっと評価されていいと思っている」と本音を吐露。さらに天心には今後、ボクシング界を背負っていくスターの可能性が十分あることから「今回の敗戦だけで終わらせず、ここからまたはい上がってほしい」と期待を込め、つづった。

 天心は2日までに更新したインスタグラムで、試合後の発言に対し、誹謗(ひぼう)中傷するコメントが多く寄せられていた。これに対し「叩いたり誹謗中傷する人達 やってる事いじめだし 本当につまんねえし 退屈なんだよずっと もっと面白い事言ってくれよ それでも応援してくれてる人達 いつも本当にありがとう 大好きです みんなも負けんなよ!!」とメッセージも書き込んだ。その一方で、「ヤンチャで強くて夢を持っていて」「ほんま漫画の主人公だと思ってる」「これからの天心が楽しみ 一生応援 全力で」などのコメントも多く寄せられている。

 2025年11月の初戦では拓真が3-0の判定で天心を破り、王座獲得に成功した。307日ぶりの再戦は互いに見せ場を作り、死力を尽くした好勝負となった。

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