DeepSeekは、HuaweiのAIアクセラレータ「Ascend」向けのAI基盤ソフトウェアをオープンソースで公開した。NVIDIA GPU向けに展開してきた技術をAscendにも対応させることで、CUDAへの依存を減らす動きとなる。


今回公開された「DeepGEMM-Ascend」は、AIで多用される行列演算を高速化する「DeepGEMM」のAscend版。従来のDeepGEMMとAPI互換性を持ち、Ascend固有の命令やデータ配置などを内部で処理することで、同様の開発フローを利用できるとしている。

DeepSeekによれば、Ascend 950DTを用いたBF16の行列演算では、条件によってハードウェアの理論性能に対して99.8%の性能を達成したという。あわせてAI向け処理を記述するオープンソース言語「TileLang」もAscend 950に正式対応。Huaweiはこれらの開発に技術およびエンジニアリング面で協力しており、両社は128基のAscend 950を用いる「スーパーノード」の最適化にも取り組んでいる。

DeepSeekはこれまで、NVIDIA GPU向けにDeepGEMMをはじめとするAI基盤技術をオープンソースで公開してきた。今回、そのソフトウェア資産をAscendにも広げたことで、AIアクセラレータだけでなく、その上で動くソフトウェアを含めてCUDAへの依存を減らす動きが進んだ形だ。
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