◆愛知・名古屋アジア大会 第14日 レスリング陸上(2日、名古屋・稲永スポーツセンター)

 女子76キロ級の決勝が行われ、24年パリ五輪金メダルの鏡優翔(サントリー)が、エルミラ・シズディコワ(カザフスタン)を5―1で破って初優勝。女子の最重量級では02年釜山大会の浜口京子(72キロ級)以来24年ぶり、そして同級では日本勢初の金メダルを獲得し「たくさんの方に支えてもらってここに立てた。

感謝の気持ちでいっぱい」と、万感だった。

 相手リードを追う展開で、投げをこらえた際に右膝を気にする様子を見せた鏡。試合後、自身で「前十字(靱帯)が完全断裂していて」と衝撃の事実を明かした。9月上旬の練習中に負傷したと言い、周囲からは手術をすすめられたが「意地っ張りの私が『アジア大会は何が何でも出る』と言い張った」。膝がぐらつく感覚がありながら、痛みも落ち着いたとし「やれると確信したので。最後までやり切ると誓って、頑張りました」と強行出場した。

 痛み止めは打たず「めっちゃ痛い。ジンジンしています」と鏡。母国開催の国際大会に特別な思いを抱き「アジア大会に出たことがない。何が何でも出たい、このアジア大会の金メダルを私の経歴に残したい」と強い思いを持って臨んだ。「最高の大会でした。言い訳することなく、結果を残せたことはすごく嬉しい」。

今後は治療に専念すると言い「相談しながら、決めたいと思います」とした。

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