AKB48の山内瑞葵が映画「キオク」(勝又郁斗監督、16日公開)で3度目の主演を務める。このほどスポーツ報知の取材に応じ、撮影の裏話や見どころなどを語った。
約1年前の「父と娘の7日間戦争」以来となる映画主演。短期間での大役のオファーに「本当に嬉しかったですし、私自身お芝居や表現することがすごく好きなので、素敵な作品にしたいなと思って向き合いました」と振り返った。前回の主演時からも心境が変化し「役柄が違うと、作品に対する向き合い方とかも変わる。新鮮な気持ちで挑んだ。学ぶことも多かったです」と気持ちを新たに向き合った。
今作は記憶と家族の愛、生きる意味をテーマに描いたヒューマンドラマ。山内は事故から奇跡的に生還した兄の真実に迫る優木桜を演じる。「桜自身が成長していく、心が変化していく場面がたくさん見られると思います」と見どころを語る。山内自身にも兄がいることから「等身大で挑めた。心から思った感情で(演技にも)挑めた」と手応えを得ている。
AKBの活動と映画の撮影を両立しながらの多忙な日々。撮影後、劇場公演に出演する過酷なスケジュールを過ごしたが「自然とスイッチを切り替えることができましたし、大変ともあまり思わずできた」と胸を張る。
的場浩司や酒井法子ら実力派とも共演。今後の女優人生に向けても大きな収穫があった。特に的場とのシーンでは、「『自分の心が動いたなら、それに従ってお芝居したらいいと思うよ』とアドバイスをいただいた。すごく学びになりましたし、アドバイスをいただいてからの的場さんとのシーンだったので、自然と感情が動いてお芝居できた気がします」と回顧。撮影後にはハイタッチをしたそうで、「お褒めの言葉もいただいた」と目を輝かせた。
AKBでは人気メンバーの一人として活躍中。8月に発売された最新シングル「好きish」は、初週で76万枚超(ビルボード調べ)を売り上げるなど、昨年の20周年イヤーを経て再び注目を集めている。「『好きish』がきっかけで、新たなファンの方が出会ってくれたりとか好きになってくれたりして、グループ自体の勢いを私自身も感じてますし、いい方向に向かっているなという実感はすごくあります」
演技とAKBの活動、両立することの相乗効果もある。「お芝居のお仕事をさせていただくことによって、自分自身もすごく自信にもなるし、AKBの活動でもその自信を生かして、パフォーマンスができている」と胸を張る。日頃から表現を特に意識して舞台に立っていることから「日々ステージに立ちながらも、お芝居や撮影をしながらも、自分の中の表現の引き出しを広げられている」と成長を口にした。
自身にとっても今年3月に大きな変化があった。
AKBでもセンターを経験があり、映画でも主演という“センター”を担当。今後の可能性が広がるばかりだ。「(今作では)『殻破りずっきー』を見てほしい。今までやってきた役柄とはまた違う一面が見られると思いますし、初めて見る私がそこにいると思う。これから『キオク』の中だけじゃなくて、他のところでもお見せできるように頑張りたいと思います!」と力強く意気込んだ。(古本 楓)
◆山内瑞葵(やまうち・みずき)2001年9月20日、東京都出身。25歳。16年、AKB48の16期生としてグループに加入。

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