ドラマ「北の国から」などを手がけ、9月18日に多臓器不全のため91歳で死去した脚本家・倉本聰(くらもと・そう、本名・山谷馨=やまや・かおる)さんの「お別れの会」が3日、北海道・富良野市の富良野演劇工場で営まれた。放送作家の小山薫堂氏が参列して献花し、報道陣の取材に応じた。

 冒頭に「先生に『ありがとうございました』というお礼をお伝えして、向こうで(好きなウイスキーの)ジャックダニエルをいっぱい飲んでください、とお伝えしました」とコメント。「先生の作品に出会わなければ自分はいない」と感謝した。

 その作品とは1984年の「昨日、悲別で」といい、「田舎の若者たちが東京で出会いや苦難を乗り越えて夢をつかんでいくという、九州出身の自分にも重なる物語。感動した記憶がある」とした。

 2人が共演した紀行番組「妄想ふたり旅」では、白塗りの芸妓(げいこ)の見方まで教わり「先生の“和ダンディズム”を感じた」。自身の故郷である熊本・天草地方を一緒に歩いた時は「何で君はここに暮らして、ここで書かないんだ」と叱られたという。

 自身の作品への影響について「根っこを書く、ということ」と表現。「登場人物の名前を、なぜ両親がこの名前にしたのか。『周りの人たちのことまで考えて登場人物を作りなさい』という話が勉強になった。書いていないことまで心の中に蓄えている、という創作の仕方はとても影響を受けました」と述懐した。

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