ネスレ日本は2月22日、公益財団法人日本相撲協会と協業し、「ネスカフェ」の紙製パッケージである「ネスカフェ エコ&システムパック」の使用済み空パッケージをアップサイクルして制作したタオルハンカチ(約1500枚)を墨田区に寄贈した。

このタオルハンカチは、令和5年9月場所から両国国技館(東京都墨田区)での大相撲開催中に、「ネスカフェ ゴールドブレンド」を提供している大相撲売店とプレミアムシートから回収した「ネスカフェ エコ&システムパック」の使用済み空パッケージをアップサイクルして制作したもの。


また、ネスレ日本が参画する一般社団法人アップサイクルのプロジェクト「TSUMUGI」の紙糸を使用し、やさしい色合いと肌触りが特長だ。コーヒーを片手にリラックスタイムを過ごす力士が描かれたデザインは、同社社員が担当したという。

同日には墨田区役所(東京都)で「ネスカフェ アップサイクル タオルハンカチ 贈呈式」が行われ、ネスレ日本飲料事業本部の髙岡二郎部長と日本相撲協会の三保ケ関親方(元幕内・栃栄)が、墨田区の山本亨区長にタオルハンカチを贈呈した。山本区長は「タオルハンカチは、児童館やイベントなどを通じ墨田区在住の子どもたちに配布する。みなさんの思いも伝えることで、循環型社会の実現につなげたい」と話した。

ネスレ日本の高岡部長は次のように語る。
「ネスカフェは生産者や環境に配慮したコーヒー豆を100%使用していることから、飲むだけで社会や環境に貢献できるというコミュニケーションをしている。日本相撲協会もサステナビリティの取り組みを進めていることから今回の取り組みにつながった」。

また、三保ケ関親方は、「当協会は、ネスレ日本とサステナビリティパートナー契約を締結している。今回、アップサイクル技術により、両国国技館に来ていただいたお客様にコーヒーを飲んでいただき、それにより排出された空パッケージがアップサイクル技術によりタオルハンカチができた。それを墨田区の子どもたちに還元する。われわれはあくまでも中間的な立場だが、このような活動に協力させていただけるのは非常に光栄だ」と話した。

ネスレ日本、相撲協会と協業しアップサイクルしたハンカチを墨田区に寄付、両国国技館で回収した「ネスカフェ」紙製パッケージを活用
(左から)高岡部長、山本区長、三保ケ関親方
(左から)高岡部長、山本区長、三保ケ関親方