おしゃれなカフェに、落ち着いた街並みなど、人気の街として知られる東京・世田谷区の「三軒茶屋」。しかし、実際に暮らしている人は、どう考えているだろう? 三茶歴5年のつみきさんに、リアルな生活を聞いてみました。
名前:つみき/年齢:24歳/職業:飲食業
家賃:5万5000円/間取り:1R/駅から徒歩:15分/築年数:10年
【画像1】(写真撮影/東京グラフィティ編集部)
三軒茶屋ってどんな街?――三軒茶屋を選んだ理由は?
最初はアクセスのよさに惹かれました。上京前に決まってたバイト先が渋谷で、三茶なら電車で一本で出られるから。家賃も安かったんです。ただ、その代わり本当にボロボロで、ねずみが出るような部屋だったけど……。それから何回か引越してるんですが、ずっと三軒茶屋のなかを転々としてます。今は友達も多いし、立地も便利なのが住んでる理由ですかね。
【画像2】(写真撮影/東京グラフィティ編集部)
――三軒茶屋の好きなところは?
飲み屋がたくさんあるところ(笑)。居酒屋が密集する、通称『三角地帯』は、朝方までずっとにぎやかで、一時期は毎日飲み歩いてました。
三軒茶屋に集まるのは、クリエイティブな仕事の人が多くて……。ちょっと構えちゃうんですけど、話すとみんないい人で、すぐ仲良くなれます。お店で隣り合わせて話が盛り上がったり、それがきっかけで友達ができることはしょっちゅうで。上京してすぐのときは全然友達がいなかったけど、この街で出会った人たちのおかげで、寂しい思いをせずに済んだかな。
――逆に、三軒茶屋の嫌いなところは?
みんなが1カ所に集まるぶん、コミュニティが狭いところですね……。あと、どんなになじんだお店でも2年で人が入れ替わるから、久しぶりに行くと知った顔が居なかったりする。そういうときは、ちょっと寂しいかな。
【画像3】(写真撮影/東京グラフィティ編集部)
――住む前と住んでから、街のイメージは変わった?
最初は都会的なイメージでした。ただ、住むと意外に下町っぽくて。昼間は商店街でおばあちゃんたちが買い物してたりするし。逆に、夜は若者の時間。朝まで営業している飲食店やお店が多いから、深夜でも活気があって。東京って怖いイメージだったけど、三茶はすぐ駅前に交番もあるから、夜でも安心です。
――あなたが思う、「三軒茶屋」とは?
私にとって、“東京の地元”かな。東京へ出てきてから、ここでたくさん友達ができました。街全体のハードルが低くて、地方から出てきた私を受け入れてくれたからだと思うんです。
三茶歴が5年もあるつみきさん。街をよく知る彼女に、よく行くスポットや気になるスポットを紹介してもらいました!
1.そびえ立つ銭湯の煙突
【画像4】(写真撮影/つみきさん)
銭湯自体にはまだ行ったことないけど、ずっと気になってるスポットです。つたが生えた外壁も、渋くていいんですよ。ただ外から建物が見えなくて、入るには勇気がいるんですよね(笑)。
2.すずらん通りの招き猫?
【画像5】(写真撮影/つみきさん)
すずらん通りは、駅前にある飲み屋街。ある路地をのぞくと、いつもこの猫ちゃんが座ってたんです。
3.毎日通っていた三角地帯
【画像6】(写真撮影/つみきさん)
駅前のカラオケを過ぎたあたり、三角になった狭い区画に飲食店がずらっと並んでいます。見た目は入りにくいけど、絶対行ってみてほしい! すぐ仲良くなれると思います。
4.昔バイトしてた定食屋さん
【画像7】(写真撮影/つみきさん)
三軒茶屋でアルバイトしてるときもありました。ここの常連のおじいちゃんが、すごく面白くて。
5.駅前の屋台
【画像8】(写真撮影/つみきさん)
最後の締めは、やっぱり屋台。常連さんがギターを弾き始めたり、明け方の三軒茶屋は本当に愉快です。
夜型でも暮らしやすい! 三軒茶屋での生活は?――買い物はどこでしていますか?
駅前のSEIYUや、ドン・キホーテ系列のピカソですかね。私が夜型なので、24時間営業や深夜まで開店しているお店が多いのはありがたい! あとは、昼間なら商店街のお店も開いているから、青果店や精肉店なら、スーパーよりもっと安くてお得なものが手に入るかも。
【画像9】(写真/PIXTA)
■三軒茶屋のプロフィール・東急田園都市線・世田谷線
・渋谷駅まで電車で約4分
・羽田空港まで電車で約45分/成田空港まで約1時間半
・1R/1K/1DKの家賃相場……8.73万円
※2017年5月~7月にSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出●取材協力
・THE GLOBE ANTIQUES●三軒茶屋で賃貸物件を探してみよう! 元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2017/09/141252_main.jpg 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル