今春、秋田県の高校を卒業した少女ら6人の動画が人気だ。テレビアニメ「スマイルプリキュア!」のエンディングテーマ「イェイ! イェイ! イェイ!」などにあわせて6人がダンスを披露。

その様子を報じたYahoo!ニュースの記事には、「さすが秋田小町。可愛らしいねぇ。」「間違いなく可愛いね 楽しそうなのがいい」「なんか微笑ましいですね。」なんてコメントが寄せられた。

ちなみに、ここで言う秋田小町とは、秋田で生まれ育った美しい女性のこと。秋田県観光ガイドでは、“日照時間が日本一短く色白な女性が多い”、“人口あたりの美容室・理容室の数が日本一多い”といった理由から秋田には美人が多いと仮説を立てていた。

そんな“秋田小町”のほかにも、日本には土地土地によって女性を表現する言葉が生み出されている。いくつかご紹介しよう。

【薩摩おごじょ(鹿児島)】
鹿児島地方の方言で、“鹿児島の女性”のこと。強気で頑固というイメージをもつ「薩摩隼人(鹿児島の男性)」と対比して、「薩摩おごじょ」は気立てがよい・優しい・芯が通ったしっかり者というイメージがついている。

【はちきん(高知)】
はちきんとは土佐弁で「男勝りの女性」という意味。話し方や行動がはっきりしており快活、気のいい性格で負けん気が強く、また一本調子でおだてに弱いのだそう。

【ごりょんさん(福岡)】
商家の主婦・おかみさんの敬称として福岡で使われる言葉。福岡はどんたくや、山笠といった祭りがあり、祭り期間中は大将(夫・店主)が店を留守にすることが多い。

その際は女性が店を守るらしく、そのため「ごりょんさん」という言葉には、“店・家事の切り盛りを一手に引き受け、不平を洩らさず努める女性”という意味も込められている。

このように、土地土地によって個性ある女性像が根付き、独自の呼称で親しまれているよう。恋人や女友達、職場の同僚など、その人の出身地に根付いている女性像を調べておくと、より仲を深めるきっかけになりそうだ。

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